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W庭のアーモンドが咲き始めた。鉢植えでふたつある。かなり大きな鉢で、木の高さは2メートルちょっとか。耐寒性はある、とは聞くけれど、実際はどうなのだろう。暖地のほうがよく生育するようだ。外に植えるにしても適当な場所がないため、鉢でスタンダード仕立てにしている。冬は小屋の中。落葉するのでお日様はささなくても大丈夫だが、薄日がほんの少しだけ入る小屋のなかで、この時期に開花するとは、少し複雑な心境なり。 アメリカではアーモンドはカリフォルニアが盛んで、3月4月が満開の頃らしい。スペインもアーモンドでは有名で、あちらでは開花はもっと早い。聖書のアーモンドはおそらくさらに早い時期に開花していたと思う。ちょうど今頃かもしれない。(さすればビブリカルガーデンとしては時期はぴったりだが) アーモンドの原産地は西南アジア。日本には江戸時代に入ったらしい。扁桃、アメンドーと呼ばれていたとのこと。なるほど扁桃腺の語源はアーモンドだったのか。 聖地では冬の終わりを告げ、まず最初に咲くのがアーモンドということで、とても大事にされている。スゥィートとビターの二種類のアーモンドがあるが、それも人生のbitter and sweet の隠喩としてとらえられてるそうな。 ハチが交配をしてくれるが、小屋の中にはハチはいないし、いったいどうしたものか。天気の良い日には鉢を外にだしてあげたいけれど、きょうも氷点下。もう少し咲いたら人工授粉を試みるしかないかも。庭のクロッカスが咲くと、かならずミツバチがその日のうちにやってくる。雪が周りを囲んでいてもだ。不思議だけれど、ハチたちはどんなに寒くても花の蜜のありかは知っているようだ。 .............................................................................................. 創世記 / 30章 37節 ヤコブは、ポプラとアーモンドとプラタナスの木の若枝を取って来て、皮をはぎ、枝に白い木肌の縞を作り、 創世記 / 43章 11節 すると、父イスラエルは息子たちに言った。「どうしてもそうしなければならないのなら、こうしなさい。この土地の名産の品を袋に入れて、その人への贈り物として持って行くのだ。乳香と蜜を少し、樹脂と没薬、ピスタチオやアーモンドの実 出エジプト記 / 25章 33節 一本の支柱には三つのアーモンドの花の形をした萼と節と花弁を付け、もう一本の支柱にも三つのアーモンドの花の形をした萼と節と花弁を付ける。燭台から分かれて出ている六本の支柱を同じように作る。 出エジプト記 / 25章 34節 燭台の主柱には四つのアーモンドの花の形をした萼と節と花弁を付ける。 出エジプト記 / 37章 19節 一本の支柱にはアーモンドの形をした萼と節と花弁を付け、もう一本の支柱にも三つのアーモンドの花の形をした萼と節と花弁を付けた。燭台から分かれ出ている六本の支柱を同じように作った。 出エジプト記 / 37章 20節 燭台の主柱には四つのアーモンドの花の形をした萼と節と花弁を付けた。 民数記 / 17章 23節 明くる日、モーセが掟の幕屋に入って行き、見ると、レビの家のアロンの杖が芽を吹き、つぼみを付け、花を咲かせ、アーモンドの実を結んでいた。 コヘレトの言葉(伝道の書) / 12章 5節 人は高いところを恐れ、道にはおののきがある。アーモンドの花は咲き、いなごは重荷を負い/アビヨナは実をつける。人は永遠の家へ去り、泣き手は町を巡る。 エレミヤ書 / 1章 11節 主の言葉がわたしに臨んだ。「エレミヤよ、何が見えるか。」わたしは答えた。「アーモンド(シャーケード)の枝が見えます。」
by tgwendy
| 2006-02-07 03:30
| Biblical Plants
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